作家さんってどう見つける?編集者Sの愛が重いスカウトの流儀

初めまして!ウェイブ編集部のSです。

男性向けの作品を作るチームに所属していますが、女性向け、BL、Webtoonなど、
いろいろなジャンルの作品を担当しています!

(愛が重い作品やぶっ飛んだキャラクターが登場する担当作が多いような気がします)

実は私は先日編集部で行われる半期に一度の表彰式「Wwwave Editor’s Award」で、
「スカウト賞」を受賞しました~!


ちなみに「Wwwave Editor’s Award」についての記事は【コチラ】でぜひご覧ください♪

それもあってなのか、今回私は「スカウト」というテーマで語ってほしいと仰せつかりました!
ちょっと恥ずかしい(?)ですが、私が大事にしていることを話していきたいと思います!

■「スカウト」とは何か?

作家さんへ、ぜひ私たちの編集部で作品を描いてください!というアプローチのことです!

応募いただいた作家さんや、先輩編集者の担当作家さんを引き継いで担当をすることもありますが、基本的には自分で担当したい作家さんを見つけていきます。

作家さんの作品を読ませていただいて、その感想とともにお仕事内容の詳細をメールで送ります。

(最近では同人イベントや作家さんの交流会などで直接作家さんにお声がけすることもありますね!)

まずは読者の視点で、ストーリーやキャラクターへの想い、
心を撃ち抜かれたシーンへの感想、
〇〇ページのこの描写が個人的なフェチに刺さったなど、

とにかくその作家さんの作品の大好きなところをお伝えします。

そのメールに作家さんから返信をいただき、(返信いただけるだけでも飛び上がるほど嬉しいです!)
お仕事内容やスケジュールにご了承いただければ、晴れてその作家さんの担当として、
一緒に作品を作っていくことになります!

■スカウトとはズバリ!プロポーズです!

一般的にスカウトのメールを「ラブレター」と例えることが多いですが…

私は求婚…つまり「プロポーズ」だと思っています!

…いきなりプロポーズだなんてちょっと怖いかもしれませんね💦
自分でもちょっと愛が重いかなと思いました…!

だけど、数多の編集部がある中で、大好きな作家さんとお仕事をするためには、
そのくらいの気持ちと覚悟がなければ!

そんな燃える想いで私は「プロポーズ」をしています!

…というのも、編集者にとって、スカウトはただ愛を伝えることだけではないと思っています。

私は編集者として、作家さんや作品が好きだからというだけではなく、
「この作家さんの魅力を活かすにはどうしたらいいか?」
その視点でも作品を読ませていただいて、お声がけさせていただいています。

■作家さんと編集者の関係は運命共同体

作品を作り出すのは苦労の連続で、プロットやネームの修正に一緒に悩むこともあります。

上手くいくことばかりじゃない…時には辛いことも一緒に乗り越えなければなりません。
だからこそ、作家さんと編集者の関係は運命共同体…。

面白くてたくさんの人に読んでもらえる作品を作ろうと協力し、
病める時も健やかなる時も一緒に…
(あれ?またちょっと重いこと言い始めましたね?軌道修正して…)

担当作家さんの中には、ご執筆までに〇〇通の「プロポーズ」をお送りしたこともありました。
(ストーカーではないので大丈夫です…!)

そして、スケジュールが空いたタイミングで一緒に作品を作れることに!

そしてそして、その作家さんの魅力を活かした企画を立て、一緒に苦難を乗り越え…
作品がヒットした時は涙が出るほど最高に嬉しかったです!

編集者にとってスカウトははじまりであって、とても大事なことなんです。

なので、ぜひ自分が読んで面白いと思った作家さんに「プロポーズ」して、
その方の魅力を活かした作品を「あなた」が作ってみませんか?

私は自分の作品も編集部の仲間の作品も大好きなので、
もっともっとたくさんの作品が見たいです!

「あなた」と一緒にお仕事できるのをとても楽しみにしています!

S

2021年ウェイブ入社。
主に女性向け、男性向け、BLなど、幅広く担当

連載中の担当作は、
『甘い懲罰〜私は看守専用ペット(著:いづみ翔先生)』
『賭恋ロマネスク~大正悪役令嬢と最狂マフィア(著:花まるこ先生)』
『復讐の天秤―お前が選んだ地獄に堕ちろ -(著:蒼沼シズマ先生)』など。

現在はガールズラブ作品の制作も始めました。

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