バズるBLの作り方|読者さんの「何だこれ?」を刺激しろ!

みなさんはじめまして!ウェイブ編集部BL担当のOです。

最近の趣味は、野球漫画を読み漁ることです!バッテリーの唯一無二!の関係性がたまらなくて、
徐々に築かれていく絆や信頼に萌えを見出しています!

そんな私が今回お話するのは『バズるBLの作り方』についてです!
バズる、その言葉の浮ついた響きに反射的に身構える方もいらっしゃるかもしれませんが、昨今の漫画プロモーションにおいて、これは切っても切れないキーワードです。

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「バズり」が新たな作品との出会いを生む!

X(旧Twitter)などSNSのバズりがきっかけで未知の作品を読んで、その漫画家さんのファンになったという方も多いのではないでしょうか。
偶然が生んだ推しとの出会い、素敵ですよね

ちなみに私は、「何で今までこんな神作を読んでいなかったのか…!」と、嬉しさを通り越してむしろ悔しい想いをすることがありました…泣

世の中には素敵な漫画作品がとっても沢山あるのに、読者さんに気づかれないばかりに、ひっそりと埋もれていってしまうことも多かったりします。

そのため、作品を知ってもらう為にプロモーションや広告が非常に大事なのです!

弊社で連載中の【食らいついてよ、旦那さま】はXで驚異の7.7万いいねを記録した大バズりBL作品です。

バズったことによりさらに多くの方の目に触れる機会が増え、普段あまりBLを読んでこなかった方へも見てもらうきっかけとなりました。

そこで私たち編集は、もっと沢山の方に作品を知ってもらえるよう、
「どうすればバズる作品になるのか」という点も意識しながら作品づくりをしています。

「なんだこれ?」というフックを意識

みなさん、Webで漫画のバナー広告をスルーした経験はありませんか?
(私はもの凄くあります…!)

では逆に、気になるからつい広告をクリックしてしまった経験はないでしょうか?
スルーされる広告とクリックされる広告、SNSでバズる作品とバズらない作品に関しても同じことが言えますが、両者の差はとてもシンプルです。

それはズバリ「一目で面白そうに見えるか否か」の差だと私は考えます。

何故「一目で」なのかは簡単で、人は目的をもって探しものをしているとき以外は、基本的に情報に対してとても無関心だからです。

無関心な他人に対して、どうすれば興味を持ってもらえるのか…そのカギになるのが作品の持つ「意外性」や「独自性」だと思っています。

フックを活かした作品づくり

私が担当させていただいている【別れるために色仕掛けしてみた】はSNSで話題となり、広告もかなり出稿された作品です。

ざっくりあらすじをご説明させていただくと、「恋人と別れたいから色仕掛けする」というタイトル通りのお話なのですが、恋人と別れたいのに色仕掛け?とどこか頭に引っ掛かる方も多いのではないでしょうか?

そうです!その引っ掛かり(=フック)がとても重要なのです!!

フックがあることで読者さんの探求心が擽られたり、インパクトを与えることができ、「こんな面白い作品があるんだけど!」とシェアや拡散に繋がります。

私はそのフックを活かした、

・絵作りが作品に落とし込まれているか
・セリフの言い回しになっているか

…などなど、上記のポイントがしっかり抑えてあるかを意識して、作品をチェックしています。

また、Xでは1ポスト目に丸っと1ページを公開して、その後に続きをツリーに繋げるのが主流となっているので、如何に読者さんの目を引けるようなページを作れるか…という点も意識しています。

タイムラインで出てくるのはほんの一瞬ですので、

・セリフを大きく配置してみたり
・コマ数を絞って絵を大きく見せたり
・背景を黒ベタにして印象づけたり
・フックが活きたXの見出し文を検討したり

など、どれか一つでも読者さんに刺さり「読んでみたい!」と思ってもらえるよう、心掛けています。

担当作がSNSでバズっていると担当編集として非常に嬉しい気持ちになります。
作家さんとも「めちゃくちゃバズってますね!」と大喜びしました!

ぜひ私たちと、「読者さんの萌えツボ」を刺激するようなバズる漫画をお届けしませんか?

O

主にBLジャンルを担当。

連載中の担当作は、
『別れるために色仕掛けしてみた(著:わじ先生)』
『七海くんの不健全な妄想癖(著:成瀬ヨリ先生)』など。
クズ攻や後悔する攻がだいこうぶつです。

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