みなさま、はじめまして!
ウェイブ編集部で、女性向け作品を担当しているAと申します…!
私は2025年4月に新卒入社いたしまして、この春で晴れて新卒2年目となりました!(?)
大好きな漫画に関わり、素敵な作家さんと一緒に
癖の詰まった最高の作品を作り上げていく毎日はsuperエキサイティングで、時間が経つのがあっという間に感じられます!!
そんな私の所属する女性向け作品チームは、日々キャラや概念の深掘りに余念がない、漫画好きのメンバーが集まっています。

最新のトレンドからニッチなフェチズムまで、推し語りのような熱量で盛り上がることもしばしば。
今回は、そんな私たちの日常的な会話の様子を少しだけご紹介したいと思います…!
■「最近よく聞く『メロい』って、ぶっちゃけどういうこと?」
「メロい」
巷でよく耳にするこの言葉ですが、
皆さん、「メロい」が表現するものが何か、
立ち止まって真剣に考えたことはありますか????
「このキャラはメロいけど、こっちはメロくない」となんとなく識別はできる。
けれど、その境界線がどこにあるのか、朧げな認識のまま使っている方も多いはず。
「具体的に、男のどんな振る舞いに、私たちは『メロさ』を感じているのか……?」
我々女性チームは、こうしたキャラへのフェチズムや、概念を正面から理解するため、
日々、「何がメロくて、私たちはどこにどうメロっているのか」なんていう事をド真面目に分析し合っています。

■「メロい」は、現代に蘇った「理性の敗北宣言」?
もう少し「メロい」について紐解いていきましょう!
「メロい」が流行る以前にも、「エモい」や「尊い」など、これまで数々の流行語が、私たちの心を揺さぶる感情を代弁してきました。
それらはどこか「客観的な感動」や「遠くから拝みたい気持ち」を含んでいたように思います。
対して、「メロい」が表現しているのは、もっと主観的で、抗いようのない衝撃ではないでしょうか。
いわば、「キューピッドに胸を打ち抜かれ、抗う術なく骨抜きにされる」といった、
かつての古典少女漫画的な恋愛の衝撃。
それを現代風に、よりポップでカジュアルに落とし込んだ表現。
私たちは「メロい」をそんな風に捉えています……..。
■「セクシー」とも「うっとり」とも違う、絶妙なニュアンス

語源を辿れば、おそらくは「メロメロ」から。
「愛情や魅力により理性を失い、だらしなくうっとりする様子、骨抜きにされる様」を指しますが、ここには既存の「うっとり」や「セクシー」といった言葉ではカバーしきれない、独自のニュアンスが含まれているように思います。
それは、「メロい」という言葉が実際にどう使われているか、その「用法」から見えてくる気がしています。
その一つのトリガーとなっているのが、「普段の姿」を裏切るような「ギャップ」です。
「普段元気なアイドルが、ふとした瞬間に見せる大人っぽい微笑み」
こうした、その人に対して抱いていたパブリックイメージが崩れる隙間。
そこから漏れ出す「異なる一面」や「人間味」に撃ち抜かれた時、私たちの口からは、思わず「メロい……」という言葉が漏れ出すのではないでしょうか。
単なる「ギャップ萌え」という記号的な言葉だけでは収まりきらない、もっと深くて、理性を溶かしてしまうような抗えない引力。それこそが「メロさ」の正体なのかもしれません。
……と、だいぶ長くなってしまいましたが、
女性グループではこんな風に言葉の定義やニュアンスを深掘りする場面がよくあります…!
■「己の癖」をぶつけろ!キャラ愛の深層解剖学
こうした言葉の分析に限らず、メンバーそれぞれが抱える「己の癖」を開陳し、ぶつけ合うのも日常茶飯事です。
「普段は飄々(ひょうひょう)としているのに、自分が好きな子にドはまりしていることに気づけない男……これこそが愚カワイイの真髄!!」
……といった具合に、 己の琴線に触れた癖、という直感を信じつつも、
そこからさらに一歩踏み込んで、キャラクターの深層心理を根掘り葉掘りしていくのです。
単なる「好き」で終わらせず、その感情の源泉を突き止めるために、たとえばこんな風にキャラクターを多層構造で解剖してみたりします
⇩⇩⇩
【表の顔】 周囲に見せている、平然と振る舞っている「いつもの姿」
【ギャップ】 ふとした瞬間に飛び出す、実は「本人も自覚している意外な一面」
【深層心理】 本人すら気づいていない、物語の核となる「心の奥底にある本当の心」
MTの場はもはや、己の性癖語りと真剣な分析の境界線を行き来しながら、
「なぜ人はこのキャラを愛さずにはいられないのか?」
その謎を解明するため、我々女性チームは幾度となくアマゾンの奥地へと向かうのであります――

■正解のない「癖」を、みんなで形にする面白さ。
自分や作家さんが持っている直感的な「好き」を足掛かりに 、それを徹底的に突き詰め、それを徹底的に深掘りし、どうすれば読者の心に刺さる「最高の作品」へと昇華できるのか。
作家さん、そしてチームのメンバーと「これだ!」という要素を多角的に掘り下げ、一つの作品として結実させていく。
そんな、一人では辿り着けない納得感を追求していくプロセスには、何物にも代えがたい面白さがあります…!
もし、こうした作品作りの日々に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひウェイブの門を叩いてみてください!
作家さんの魅力を引き出しながら、読者の方に喜んでもらえる作品を、一緒に形にしていけたら嬉しいです!
